2020年09月12日
残暑はまだまだ厳しいですが、ときおり吹く風に秋の訪れを感じます
みなさんはいかがお過ごしでしょうか
在宅サービスを利用されている方とお話しすると、このコロナ禍で外出もままならず時間を持て余しているようですね
「何もしていないからぼけちゃいそう」なんて笑顔で語る姿もちらほら
そんな時間を活かすために、今日は憩の泉の作業療法の風景をお届けします
まずは手軽に取り組める「色塗り」です
ときどき、「そんな子供みたいなことしたくない」という方を見かけます
ですが、「色塗り」は絵を見て図柄を正しく認識し、その質感や色を想像し、想像した色を選び、塗る
れっきとした認知刺激療法なんです
塗り方にも強弱をつけてみたり、色を混ぜたり、グラデーションさせてみたりと、たくさんの工程があり、その都度、脳は活発に働き命令しているんですね
次はこちら
160もの漢字の中から同じ漢字を選んでいきます
漢字そのものを思い出し、自然と頭の中で例文を作ったりします
視界にたくさんの文字が入ってきても、一つの文字に意識しなければいけません
とても集中力が必要な作業ですね
つづいて「きめこみ」です
60以上にもなるパーツを型紙から作り出します
完成を想像して生地を選び、切り出します
はさみ、カッターナイフ、ヘラなど道具を駆使して精密な動作が要求されます
一回に一時間以上、何日もかけてコツコツと作り上げていきます
ただいま「冬のタンチョウヅル」制作中です
簡単で、なじみのある内容で、成功を体験できることが長続きのコツですね
ほかにもいろんなプログラムを用意しています
興味のある方はぜひ、ご相談ください